お家の値段もう一つの調べ方

お家の値段もう一つの調べ方
コラム
皆さまこんにちは!
リノベ不動産那覇泉崎店の玉城です。
みなさまの、おうち探しはいかがでしょうか?

おうち探しの第一歩と言えば、スマホで「うちなーらいふ」や「グーホーム」といった住宅情報サイトを見て気に入った物を探す人が多いんじゃないでしょうか?

戸建てかマンションを選んで、住みたいエリアを選んで

今売りに出されている物件を見ては

「値段が高い」
「土地が狭い」
「見た目が悪い」
「写真が載ってない」
「というか何かイヤ」

などなど、いろんな理由で、不動産屋さんに連絡しようと思う物件が見つからない人も多いと思います。
そこで気になるのが
  • 中古物件って売れてるの?
  • 誰がどんな物件買ってるの?
疑問が出てくる方もいるんじゃ無いかと思います。

でも考えても見てください。
中古住宅を買う人がいるから、不動産業ってお仕事が成り立っています。

それは、リノベーションなどの建築会社をやっててで、不動産屋さんではない私でもその事は理解しています。

しかし、沖縄全土で実際にどんな不動産が売れているのかリアルタイムで目に見ることはできません。
なので、皆さまと同じ疑問を持っています。

なんか今はイマイチいい物件ないけどホントに売れてるのかなー
この物件この金額だけど適正なのかな?
適性がこの金額なのに、この物件安すぎるけどなんか問題があるんじゃない?

などなど

とはいえ、何もしないわけには行きません。
たとえ販売することは出来なくても、リノベーションやリフォームのご相談のついでに新築物件や、中古物件の事が話題に出ることは少なくありません。

現在のあの辺のエリアはだいたいこの金額みたいですよーとか、このへん物件あるみたいですよーぐらいは話のネタとして不動産屋さんでなくても勉強しておく必要があります。

なので、皆さまと同じように先ほどのような不動産情報サイトをみていい物件がないかちょいちょいチェックしています。

その中で、私が行っている「うちなーらいふ」や「グーホーム」と違う方法で不動産の情報の調べ方を今日はお教えしたいと思います。


 

その名は「不動産情報システム−国土交通省」

私がシーズン毎に売れている物件を確認するためにのぞいているのが

国土交通省が運営している「不動産情報システム」


です。

このサイトでは、不動産取引を行った当事者の方に、国土交通省がアンケートを行いその取引金額や不動産情報を掲載しています。

どんな不動産が実際に売れているのかが分かることになります。


左上の「不動産取引価格情報検索」をクリックすると

日本地図と、検索したい不動産の種類等を選択する画面が表示されます。

とりあえず、直近一年分で大丈夫だと思いますので取引の時期はそのままにして
種類は、「土地と建物」か「中古マンション」をクリックして

さらに下の地域を選択して検索すると

こんな感じで表示されます。

これを見るといろんな事が分かります。
物件の場所や、販売金額、面積(建物の場合は敷地面積と延べ床面積)、建物の状態やたてられた年など

いろんな事が分かります。

そしてこれらが、「うちなーらいふ」や「グーホーム」などの不動産情報サイトと違うのは

誰かがこの物件の事をいいなと思って、実際に売買された物件だけが掲載されていると言うことです。

これとても大事な事です!

売れちゃっててもう買うことは出来ませんが、これらの物件はあなたが欲しい
面積、エリア、見た目、環境などなど
備えた物件なのかも知れません。

なかなか、希望する予算で買いたい物件がない場合

こういったサイトを見ることによって

現実には、このエリアで皆さまがてほしいと思う不動産の値段はこれぐらいで、この面積で売られているんだと

そういった、客観的な情報を見ることができます。

そうなると、もう少し予算を増やさないとダメだとか
戸建てはあきらめてマンションにする
このエリアはダメだとして、隣のエリアはどうだろう?

などなど、方針変更を検討するきっかけになると思います。


 

実際に使ってみたら

それでは、実際に使ってみました。
私の実家は、宜野湾市の我如古なので我如古の今年第2四半期から過去一年間の取引を検索してみます。


検索する前の段階から我如古の件数は3件と表示されています。



だいたい5000万円ぐらいで取引されていて比較的新しい物件ですね。
もしかしたら、100坪ぐらいの土地を30坪に分割して分譲住宅として販売されたのかも知れませんね。

そして、また検索画面に戻って
地図の左上「詳細」セットすると



こんな感じでアンケートに答えられていない不動産の取引の件数も表示されます。
残念ながら金額などの詳細は知ることは出来ませんけど
売りに出ていたことがあると言うことを知ることが出来ます。
 

最後に

今回は、不動産情報サイトだけでなく過去に取引された不動産の情報について紹介してみました。

うちなーらいふ」や「グーホーム」といった住宅情報サイトは、今販売されている情報は知ることが出来ますが

国土交通省が運営している「不動産情報システム」は、これまで販売された不動産の情報を知ることが出来ます。

これによって、欲しい地域の不動産がいくらぐらいの値段で売られていることを知ることが出来ますし

なにより、いつまで待っても売りに出てこないエリアの物件を希望してもしかたがないですから
別のエリアを検討しようなど

おうち探しの指標になると思います。

次回は、「不動産情報システム」からダウンロードしたデータを使って、主要なエリアの物件価格についての動向を見てみたいと思います。

次回もお楽しみにー

施工事例