【デザイナー玉城が選ぶ】今週のリノベ“原石”マンション3選 in 宜野湾市 (うちなーらいふ編)
執筆:有限会社ウイテック / リノベーションデザイナー 玉城 道矢
2025年11月13日時点
こんにちは。リノベ不動産 那覇泉崎店(有限会社ウイテック)でリノベーションデザイナーをしております、玉城(たまき)です。
「那覇市内で探しているけど、価格が高騰していて予算が合わない…」 「同じ予算なら、もう少し広い部屋か、眺望が良い部屋を選びたい…」
そんなお悩みをお持ちの方に、私たちが那覇市の「次」の選択肢として強くお勧めしているのが「宜野湾市」です。
宜野湾市は、那覇市へのアクセスが良いだけでなく、西海岸のベイエリア(コンベンションエリア)の発展も著しく、独自の人気を確立しています。那覇市内に比べて、広さ、眺望、そして価格のバランスが取れた優良な中古マンションが見つかりやすい、まさに「穴場」エリアです。
そこで今日は、私、玉城が皆様に代わって、沖縄の住宅情報サイト「うちなーらいふ」様をリサーチ! 宜野湾市内で「これはリノベの“原石”だ!」と確信した3件を、実名とURL(※)付きで、なぜお薦めなのかを徹底解説します。
(※本コラムは2025年11月13日時点の情報に基づき執筆しています。リンク先の物件が成約済みの場合もございますので、ご了承ください)
1. 【堅実派・コスト重視】リフォーム済で始める、ちょうど良い暮らし
- 物件情報: https://www.e-uchina.net/bukken/mansion/m-6760-8251103-0421/detail.html
- エリア: 宜野湾市(国道330号線沿線)
- 玉城お薦めポイント: トータルコストを抑えたい方大注目! リフォーム済なので、リノベーション費用を最小限に抑えられます。間取りも「主寝室+子供部屋+書斎」として使える、非常にバランスの良い“ちょうど良い”物件です。
デザイナー玉城の視点:なぜ、この物件が「堅実」なのか
「リノベーション」と聞くと、すべてを解体する「フルリノベーション」を想像するかもしれません。しかし、私たちは「必要な部分だけを直す、賢いリノベーション」も得意としています。
この物件は、まさにその後者に最適な「原石」です。
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「リフォーム済」という最大のメリット
この物件は、すでに基本的なリフォーム(水回りや内装)が完了しているようです。これは、「フルリノベーションするほどの予算はない」「でも新築は高すぎる」という方にとって、最高の選択肢となります。 リノベーション費用を数百万円(例えば、壁紙(クロス)の張替や、一部の間取り変更など)に抑えることができるため、「物件価格+リノベ費用」のトータルコストを劇的に安くできます。 -
「ちょうど良い」間取り
選考理由にも書きましたが、この間取りは非常に実用的です。LDKの他に3部屋あり、「夫婦の主寝室」「子供部屋」そして「在宅ワーク用の書斎」と、現代の多様なライフスタイルにジャストフィットします。無理に間取りをいじる必要がない=コストが抑えられる、というわけです。 -
立地の利便性
国道330号線沿線という立地も、那覇方面・中部方面どちらにもアクセスしやすく、日々の通勤・通学に便利です。
玉城のリノベーションプラン案
テーマは「“最小限”のリノベで叶える、“最大限”の満足感」です。
- 壁紙(クロス)の全張替: リフォーム済とはいえ、壁紙のデザインが好みでない場合、ここだけを自分たちの好きなデザインに変えるだけでも、空間は一変します。
- 「造作(ぞうさく)家具」の追加: 間取りはいじらず、壁面にピッタリ収まる「テレビボード」や「書斎のデスク」を造作します。既製品では出せない統一感と高級感が生まれます。
浮いた予算で、こだわりの家具や最新の家電を揃える。そんな「賢い」暮らしのスタートに最適な物件です。
2. 【開放感No.1】ベイエリアの最上階・角部屋!「広いバルコニー」という唯一無二の原石
- 物件情報: https://www.e-uchina.net/bukken/mansion/m-7330-8251110-0160/detail.html
- エリア: 宜野湾市(ベイエリア)
- 玉城お薦めポイント: ベイエリアのオシャレな立地で、リノベし甲斐のあるマンションが出ました! 注目は「最上階」「角部屋」「広いバルコニー」。開放感を求めているお客様には“唯一無二”の物件です。
デザイナー玉城の視点:「リノベで買えない価値」がここにある
1件目とは対照的に、この物件は「フルリノベーション」で、そのポテンシャルを120%引き出したい「本物の原石」です。
私が興奮する理由は、リノベーションでは絶対に手に入らない「3つの資産」を持っているからです。
- 最上階: 上の階からの足音に悩まされることがなく、眺望も最も優れています。
- 角部屋: 2方向(または3方向)に窓があり、沖縄の住まいで最も重要な「採光」と「風通し」が最強です。
- 広いバルコニー: 詳細は図面を見る必要がありますが、「広い」と記載があるバルコニーは、第2のリビング(アウトドアリビング)として使える可能性を秘めています。
宜野湾ベイエリア(コンベンションセンターやサンエーパルコシティ周辺)の洗練された街並みと、この「開放感」が組み合わさる。これ以上の贅沢はなかなかありません。
玉城のリノベーションプラン案
テーマは「空と海を“所有”する、アウトドアリビング」です。
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LDKとバルコニーの「一体化」:
バルコニーに面した壁(窓)を可能な限り大きく取り払い、リビングとバルコニーの床材の色味や高さを合わせます。窓を開け放てば、室内と室外がシームレスにつながる「アウトドアリビング」が完成。バルコニーで朝食やBBQを楽しむ、リゾートホテルのような日常が手に入ります。 -
「光と風」のための間取り:
角部屋のメリットを活かすため、既存の間仕切り壁は可能な限り撤去。家全体を光と風が通り抜ける「ワンルーム」のような大空間LDKを設計します。
3. 【今週一コスパ】古いけど侮れない!「最小限リノベ」で狙う賢い選択
- 物件情報: https://www.e-uchina.net/bukken/mansion/m-5980-8251110-0221/detail.html
- エリア: 宜野湾市
- 玉城お薦めポイント: 今週一(いち)コスパのいい物件! これもリフォーム済なので、そのままの間取りでクロス張替などの「最小限リノベ」で十分。古い物件ですが、毛嫌いせず“直接見て”検討するに値する物件です。
デザイナー玉城の視点:プロは「古さ」ではなく「管理状態」を見る
3件目は、私が「今週一コスパ」と太鼓判を押す物件です。 物件価格が非常に魅力的です。築年数が経っているため、多くの方が無意識に避けてしまうかもしれません。
しかし、選考理由にも書いた通り「古い物件ですが毛嫌いしないでください」。
私たちプロは、「築年数」という数字だけで物件を判断しません。築年数が古くても、建物の「管理状態(清掃状況、修繕履歴)」と「構造(RC造)」がしっかりしていれば、それは「買い」です。むしろ、古いからこそ価格が安く、リノベーションで「お宝」に化けるのです。
この物件も1件目と同様に「リフォーム済」。つまり、物件価格の安さに加え、リノベーション費用も最小限に抑えられるという、「コストメリットの二重取り」ができる、非常に賢い選択肢です。
玉城のリノベーションプラン案
テーマは「“賢者の選択”。最小限コストで、最大限の満足を」です。
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プランは1件目と共通:
「リフォーム済」のメリットを活かし、間取りはいじりません。 コストを抑えることに振り切るなら、清掃(ハウスクリーニング)だけして住み始めるのもアリです。 - こだわりたいなら、壁紙(クロス)を好きなデザインに変える。照明器具をオシャレなものに変える。それだけでも、愛着の湧く「マイホーム」に生まれ変わります。